
地球環境の未来を明るいものに

寺院で使用され、廃棄される蝋燭(残蝋)は年間200トン以上と言われています。
焼却で消費される燃料のことや、排出される二酸化炭素や有害物質のことを考えると、これだけの量の廃棄残蝋があるという現実は、決して地球に優しいとは言えないでしょう。
コンビニの数よりも多い全国のお寺。
それだけ数があれば、廃棄残蝋の量が多くなることも納得できますが、我々が息づくこの地球という星にとって優しくありたい、環境や未来のことを少しでも考えたい、そんな想いからRe蝋はプロジェクトを発足させました。
日本には「もったいない」という素晴らしい言葉があります。
他の国の言語には無い言葉で、「MOTTAINAI」とそのまま英語でも使われるようになったそうです。それだけ、世界の環境保全・エコへの関心が高まる中、元来「もったいない」という精神を育んできた日本人として、地球のためにできることを考えました。
人々の想いを宿し、紡ぎ、照らしてきたお寺の蝋燭たちに、新たな命を吹き込むこと。
それが残蝋の廃棄量を減らし、地球環境の未来を明るく照らすことにつながれば―
そんな想いで、ろうそくのリメイクに向き合っています。

お寺と人々の絆と未来を温かいものに

その昔、お寺と人々には密接なつながりや絆があり、お寺は地域の人々の生活と深い関わりをもっていました。ご先祖様の供養や、節目節目でのお参りなど、お寺を訪れる人が多かった時代から、現代はそういったことが減りつつあり、お寺と人々の関係が希薄化しています。
お寺という神聖な空間で使用され、人の想いを宿し温もりに満ちた蝋燭をリメイクした商品を、檀家様などにお渡しすることで、再びお寺とご参拝の方の心の距離を近づけられたらという想いを抱いています。
マグネットとして生まれ変わった「風」や「地」の作品は、冷蔵庫など、日常の中で目にするところに飾っていただくことで、ふと目に入ったときに「ああ、そういえばお参りに行こうかな」とお寺のことを思い出していただけることでしょう。
小さなミニキャンドルとして生まれ変わった「火」の作品は、なんでもない日常で心癒すリラックスタイムや、ちょっと特別な日の演出などでお使いいただき、その火の温かさを感じて、お寺やご先祖様に想いを馳せていただけることでしょう。
そして、お中元やお歳暮、お布施等のの返礼品としてお渡しいただく際には「このキャンドルは、お寺の使用済みの蝋燭をリメイクしたものなんですよ」とお声かけいただくことで、ご参拝の方との会話が弾み、交流が生まれたら嬉しく思います。
まだまだ敷居が高いと思われているお寺ですが、心躍るような素敵な商品を手に取ることで、親しみやすさと温かさを感じていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。


アトリエ Re蝋
神奈川にあるアトリエRe蝋では、全国のお寺から届いた使用済みの蝋燭をアート作品へとリメイクしています。
心を込めて丁寧に精製し、じっくりと溶かし、柔らかい色合いを加え、装飾を施して固めるという作業工程を経て、新しい命を纏った作品が誕生します。
全ての商品ひとつひとつを、ハンドメイドで作っておりますので、同じ商品でも色合いや装飾には個性が宿り、世界にひとつしかない唯一無二の作品となっています。
お寺のご住職様や、関係者様が、檀家様などのご参拝の方と交流を深められる際の『話題の種』や『想いを伝えるきっかけ』となれば嬉しいです。
地球にも、人にも優しい、そんな温もりのこもったリメイクアイテムを、ぜひお手に取ってみてください。
キャンドル作家
『momomo-3030』
お寺で使用済み蝋燭が大量に廃棄されている事を知り、新しく命を吹き込むことはできないかと試行錯誤の上 2023年、本格的に始動を開始。
現代社会を生きる人々の慌ただしい日常の中で 眺めているだけでも、火を灯しても、『ふっ』とした瞬間に癒しと安らぎをもらえる―そんなインテリア雑貨を制作し、微力ながら疲れた心と地球に寄り添える、サスティナブルなキャンドルブランドを目指しています。
